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「本」と「人」をつなぐお手伝いができるよう、日々精進する書店人のぺえじ
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 2010/11/11 Thu 11:11:11  E d i t
 寒い寒いと呟きながら自宅のドアを開けると、友人・亀夫平太郎はリビングのソファーで
寝そべりながら文庫本を読んでいた。
彼とは昨年のある出来事をきっかけに交流するようになった。普段は何事にも無関心を決め込んではいるが、
いったん興味の対象となったもの(人も含む)にはトコトンのめり込むというちょっと困った性格の持ち主なのである。
 
 僕自身もなぜか彼の興味の対象となったようで、時々僕の自宅に勝手にあがりこんでは書棚の本を読み漁り、これまで起こった出来事を聞いてくるため逐一報告するのが義務となっている。
え~と、今日読んでるのは『アルキメデスは手を汚さない』…講談社文庫のミステリ小説だね。
たしか某有名作家の原点になったとか帯に書いてあったっけ。
平太郎は僕を視認するとパタンと文庫本を閉じた。
 
 「おかえり、ヘタレ。今日はずいぶんと帰りが遅かったじゃないか?」

 「ちょっと事情があってね…そのことでちょっと君の意見を聞かせて欲しいんだ。」

 「お!面白そうなネタを仕込んできたってわけか。早く教えてくれよ。さぁ早く!今すぐに!!」

人のブログを勝手にいじる困ったちゃんな彼だが、唯一持っている長所がそのずば抜けた推理力である。
僕はいましがた体験してきたあの不思議な事件について話すことにした。



 「高校時代の恩師から頼まれて、自分が顧問をしている文芸部員たちの相談に乗って欲しいって言われたんだ。
何でも執筆中の作品について本好きとしての意見を聞きたいってその生徒から頼まれたみたい。
学校についてすぐ先生を見つけて声をかけたんだけどなんか緊急の用事が入ったとかで、
職員室の奥にある応接間で待つよう言われたんだ。生徒たちには自分が直接部室に寄って遅れることを伝えておくって言ってた。
職員室にいた何人かの教師と話をしながら待ってたら突然先生の悲鳴が聞こえてきたんだ。
どうやら悲鳴は文芸部のほうから聞こえてきているらしく、数人の先生と一緒に部室へ向かったんだ。
僕たちが到着すると部室の前で先生はへなへなと座り込んでた。
何かあったのかと中に入ったら…女子生徒が頭から血を流して机の上に突っ伏してたんだよ!

 救急車の要請とか警察への連絡とかで校内は騒然としてた。
刑事さんから話をきいたら、被害にあった女の子は意識不明の重体らしい。
もう少し発見が遅れていたら危なかったんだって。
しばらくしてから校内にいた人たち全員の事情聴取が始まった。
この日は学校は休みで校内にはこの日出勤していた教師が数名と運動場で部活練習していた生徒たち、
それと僕に相談をしにきた文芸部の生徒たちしかいなかったみたい。
僕はいちばん最初に事情聴取を受けた。外部の人間ってことで最初は怪しんでたみたいだけど、
事件のあった時間帯に僕は他の教師たちと話をしていたというアリバイがあったからすぐに帰されたよ。
全員聞き終わるまでの間、先生に文芸部員のことを教えてもらってた。後々役に立つだろうと思ってメモに書いておいたよ。


駒鳥アリス(こまどりありす)17歳…今回の被害者であり文芸部部長。児童文学を執筆中だった

鳩山康介(はとやまこうすけ)16歳…文芸部員、SF小説を執筆中だった

烏丸聖(からすまひじり)17歳…文芸部員、ミステリ小説を執筆中だった

籠原すずめ(かごはらすずめ)17歳…文芸部員、耽美小説を執筆中だった

横田鳶雄(よこたとびお)16歳…文芸部員、時代小説を執筆中だった

弓原ひばり(ゆみはらひばり)54歳…文芸部顧問、地方新聞でコラムを連載している。



 刑事さんの話だと事件があった時間、弓原先生以外の教師は職員室に集まっていたし外部から誰かが侵入した形跡もなかった。運動部員は全員外で練習していて校内に入らなかったことから犯人は文芸部員の誰かということになるだろうって言ってた。
あと被害者の駒鳥アリスなんだけど…殴られた後少しだけ意識が残ってたみたいで机の上にあった原稿用紙にメッセージを書き残してたんだって。
『このメッセージを読んで思いつくことはありますか?』って聞かれたけど、僕はもちろん文芸部の生徒たちにも解らなかったんじゃないかなぁ?だって原稿用紙にはこう書いてあったんだもの。


『はんにんはだれ?』 って」



 メッセージの話をしたとたん平太郎は突然ソファーからガバっと置きあがりこちらに顔を寄せてきた。

「ちょっと待て。被害者は『犯人は誰?』って書いたのか?」

「そ、そうだよ…刑事さんが駒鳥アリスは後ろから鈍器のようなもので殴られたって言ってたからきっと犯人の顔とか見てなかったんじゃないのかなぁ?それと…顔、近すぎだから!それ以上はやばいから!!」

「いや、被害者は少しだけ意識が残ってたんだろう?犯人の顔だって見たかもしれないし…もしかしたら近い将来犯人に襲われるという予測をしていたのかもしれないな。」

僕の必死の思いが届いたのか平太郎はソファーまで後退した。さすがにそっちの世界には興味を示さなかったようである。

「その様子だとなんか掴んだみたいだね。でもそれならいったい誰が?」

「ぼんやりとだけどな、あと少しで解りそうな気がする…他に何か言ってなかったか?」

「他って…あ、そういえば以前駒鳥アリスは友人に『わたしは射殺されるかも』って言ってたんだって。」

「『射殺される』?…あぁ、なるほど、そういうことか!」

「え!?犯人がわかったの?じゃああのメッセージに犯人の名前が?」

平太郎は持っていた文庫本から何かを抜き取ると、僕の鼻先に突きつけ言った。

「そいつはお前さん向けのメッセージだったんだよ。その謎を解く鍵がこれさ」

「これって…文庫本についてた栞じゃないか!?これがいったい何だっていうんだよ!?それと顔が近いよ?近いってば!?」



さぁみなさん!謎を解く鍵は出揃いました!

犯人は文芸部員の誰なのでしょう?

被害者が残したメッセージは何を意味しているのでしょうか?

わかった方は内緒のコメントでヘタレに教えてくださいね


解答期限は解決編アップまで
(解決編は来週中にアップする予定です)

正解者の方には前回同様、(可能な限り)リクエストをひとつだけ受け付けますよ~
ふるってご参加くださいね~

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コメント
この記事へのコメント
待ってました!

今のところ、さっぱり答えがわかりません。

あとで息子に相談してみます。

文庫本の栞、どう関係してくるんだろう???
謎は深まるばかりです。
2010/11/12 Fri 22:50:57
URL | 牛くんの母 #DXknpAqk[ 編集 ]
牛くんの母さんこんばんわー

ご参加、ありがとうございます。
物語、しかもミステリを書くのは初めてなので、説明不足や矛盾点があるかもしれませんが、謎を解く鍵は文章内に撒いてきたのでがんばって解いてみてくださいね!

さて、謎好きの息子さんはどんな推理を見せてくれるのか・・・楽しみです(笑)
2010/11/13 Sat 23:33:37
URL | ヘタレオオカミ #wjeVlEzs[ 編集 ]
毎度ながら
毎度の事ですが…
難しー(´Д`)
さっそく挫折しそうです(泣)
2010/11/22 Mon 20:32:17
URL | ぱぴこ #ZMUMkWGc[ 編集 ]
ぱぴこさんこんにちわー

む…難しいですか?(^_^;)
ではそんなパピコさんにヒントを

本文にも書かれているように、
事件の謎を解くカギは「文庫本のしおり」です。
平太郎は講談社文庫を読んでいました。
…ということはカギは栞に書かれたあるものに隠されているのです。
2010/11/28 Sun 10:33:42
URL | ヘタレオオカミ #wjeVlEzs[ 編集 ]
管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2010/11/30 Tue 22:14:03
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